【blog】1年を振り返ろう

※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。

 

皆さま、こんにちは。

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局です。

 

トレンドマイクロでは、子どもたちや保護者の方に、“安全なICT活用”につながるイベントや情報をお届けしています。

本Blogでは、お子さまのICT利活用や、保護者の方の見守り方のヒントにつながるような記事を投稿させていただきます。

 

 

1年を振り返ろう

 

1年の終わりがもう、すぐそこまできています。

今年はどんな目標を立てましたか?達成はできましたか?

 

本記事では親子で1年を振り返るコツをお届けします。

プログラミングを中心に、目を向けたいポイントや今後の目標設定のヒントもお伝えします。

 

 

1年をどう振り返る?

 

「1年を振り返る」とひと言で言っても、どう振り返ったら良いのかと聞かれると、答えるのはなかなか難しいものです。

少し例を挙げながら詳しく見てみましょう。

 

 

習い事を例に挙げて

 

ここでは習い事を例に挙げてみます。

お子さまが野球を習っているとしましょう。

  • 大きな大会にレギュラーで出場した
  • 優勝した
  • ホームランを〇本打った

といった大きな成果を挙げたお子さまもいるかもしれません。
とくに、印象深く、記憶にも刻まれやすいものです。

本人のみならず、家族としても大きな思い出のひとつとなっているのではないでしょうか。

 

 

目を向けたい小さな成果

 

ここで提案したいのは、小さな成果や日々の成長に目を向けることです。

どうしても大きな成果に目がいってしまいがちですが、とくに野球を始めたばかりなのであれば、何か少しでも上達していることに目を向けると良いですね。

例えば、

  • バッティングのフォームが定着してきた
  • 目指すところにボールが投げられるようになった
  • ボール投げられる距離が伸びた

などというように、始めたばかりの時から比べると着実に成長している点があるはずです。

野球経験者であっても、

  • バテにくくなった
  • 打率が上がってきた
  • プレイ中の他のメンバーとコミュニケーションがとれるようになった

など、日頃の取り組みによって上達した部分があります。

お子さま本人がなんとなく自覚をしていても、改めて親から言われると嬉しいのはもちろん、自信に繋がり、自己肯定感も高くなります

上達していることを言葉で伝えることが大事なのです。

 

 

プログラミングを例に挙げて

 

 

では、プログラミングを例に挙げてみるとどうでしょうか?

もしかしたら、今年初めてプログラミングに挑戦したお子さまもいるかもしれません。

 

 

「自分で作った」達成感

 

プログラミングで大事にしたいのは「自分で作った!作れた!」という達成感です。

例えば、出てくるキャラクターを1つ動かすのにしても

  • 動きを分解する
  • 手順を考える
  • 検証、修正する

などの複数の工程を経ています。

言葉で書くのはとても簡単ですが、これらを実行して、自分の力で動くものを作れるようになったという点は、実はとても素晴らしいことなのです。

ぜひ言葉にして伝えましょう。

 

お子さま自身が自分で工夫したこと、難しかったけれど頑張ったことなども親子間で共有するとより良いかと思います。

 

 

「もっと良くするには?」の視点

 

達成感を味わったあとは「その次」へ目を向けてあげることも大切です。

もしかしたら、一旦完成はしたけれどまだ改善の余地があるかもしれません。

または、さらに1つレベルを上げて、もう少し難しい手の込んだ作品を作りたくなるかもしれません。

 

より楽しめる作品にするには?」「より自分のイメージに近づけるには?」という視点で考えられると良いかもしれません。

 

 

ご存じですか?ロミンガーの法則

 

ロミンガーの法則」とは、アメリカのロミンガー社が提唱している「70:20:10の法則」とも呼ばれる人材育成の法則です。

個人の能力開発における影響度合いを表します。

 

 

経験しないと身につかない

 

ロミンガーの法則では、「業務経験・指導・研修のバランスがとれてこそ人は成長する」とされ、業務経験は7割、指導は2割、研修は1割、それぞれ人の成長に影響を及ぼすと言っています。

 

企業のリーダーや幹部の育成にも用いられている考え方ではありますが、経験が最も成長に繋がるということは、子どもにもいえるのではないでしょうか?

 

プログラミングにおいても、書籍や動画で学ぶこともできますが、ただインプットして終わりではなく、自分でアウトプット(=作品作り)をしてみることで、知識面もより定着します。

上手くいかなければ試行錯誤することにもなります。

つまり、自然な流れで自分で考えて改善しようとしているのです。

 

こうした経験の積み重ねがお子さまを成長させ、さらなるレベルアップにも繋がっていくことでしょう。

 

 

ルールの見直しで重要なこと

 

経験が大事だというのは前述の通りです。

それらを踏まえ、お子さまの成長に伴ってルールを変更していく必要性もあるでしょう。

 

パソコンやスマートフォンの利用用途が変わってきたり、利用時間も変わってきているのではないでしょうか。状況の変化に応じて、お子さまのやる気を低下させてしまわないようにすることが大切です。

 

「ルール」という言葉は一見「〇〇してはダメ」と、考えてしまいがちです。

でも実は、お子さまが何かに挑戦する機会を逃してしまうことにもなりかねません。

 

たとえば、

チャレンジできない→上達しない→自信がつかない→より挑戦できない

といった悪循環に陥ってしまう可能性も0ではないのです。

 

それよりも「〇〇ができているから、より良くするために〜しよう」という表現に変えるとどうでしょう?

 

ルールはしてはいけないことや禁止事項として捉えられがちではありますが、この視点をちょっと変えてみるとお子さまも受け入れやすいのではないでしょうか。

 

 

できたことに目を向けて

 

 

何かを振り返ってみるとき、「大きなことが達成できなかった」、「〇〇ができなかった」など、できなかったことを挙げて「次はこうしたい」という目標に繋げてしまう場合があります。

 

できなかったことを振り返って落ち込んだ気持ちになるよりも、できたことに目を向けたうえで「今度はこうしたい!」と新たに目標を設定する方が、その心持ちはより良いものになるのではないでしょうか。

 

 

挑戦する心をサポート

 

保護者としてできることは、さまざまです。

子どもにとって有害となり得るもの、危険なものをあらかじめ排除するための制限が必要になる場合もあります。

 

しかしながら、制限することにばかり考えが偏ってしまうと、お子さまにとってせっかくの成長の機会を奪ってしまうことも少なからずある点も忘れてはなりません。

 

年末のゆっくりできる時間に、ぜひお子さまと「1年でできたこと」の振り返りをしてみましょう。

その振り返りが良いところをさらに良くしたり、別のことにも挑戦したりとするエネルギーの源となり、来年の目標設定に繋がりましたら幸いです。

 

 

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局

 

“子どものデジタルトラブル”に関わる、様々なプレイヤーとパートナーとなり、家庭のデジタルライフにおける課題に対して、各々の強みを生かした取り組みを行っています。

子どもたちの安全なデジタル活用のために、参加者や目的に応じて、 3つのコンテンツを提供できます。

  • 子ども向け(主に小中学生) リテラシー・セキュリティ啓発ワークショップ「デジタルセカイの歩き方」
  • 保護者・教職員向け 講習会(研修会)「安全・安心なデジタル活用のために保護者ができること」
    参考動画はこちら
  • 親子向け デジタル活用を楽しんで学ぶ親子ワークショップ 各種

各コンテンツの実施レポートは、下記一覧よりご覧いただけます。

トレンドマイクロ お客さまコミュニティ > 保護者のためのデジタルガイドブック > デジタルのアレコレ

 

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