【blog】新年度に向けて、端末購入をご検討の方へ

※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。

 

皆さま、こんにちは。

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局です。

 

トレンドマイクロでは、子どもたちや保護者の方に、“安全なICT活用”につながるイベントや情報をお届けしています。

本Blogでは、お子さまのICT利活用や、保護者の方の見守り方のヒントにつながるような記事を投稿させていただきます。

 

 

新年度に向けて、端末購入をご検討の方へ

 

卒業・入学、進級の季節が近づいてきました。

お子さまも楽しみな気持ちと不安な気持ちの入り交じる、複雑な心境でいるかもしれません。

 

長引くコロナ禍において、本格的にオンライン授業が導入された地域も増えました。

ご自宅でもパソコンを用意したいと考えている方に向け、本記事ではお子さま用のパソコンの選び方をメインにご紹介していきます。

 

 

端末選びのポイント

 

「パソコンを購入しよう!」と思い立ったはいいものの、どのように選んだら良いのかわからない…という声をよくいただきます。

パソコンを選ぶ基準としてスペックが挙げられますが、スペックに着目した選び方をご紹介します。

 

 

どう選ぶ?項目別に解説

 

パソコンを選ぶ際には次の5項目をヒントにしてみてください。

  1. OS
  2. CPU / メモリ / ストレージ
  3. 画面サイズ
  4. キーボード
  5. 予算

 

1.OS

主なOSにはWindowsMac OSChrome OSがあります。
どのOSを選ぶかは、保護者が日頃使っているもので決めると良いでしょう。

 

2.CPU / メモリ / ストレージ

これらはいわゆるパソコンの性能、記録保存容量、処理速度に関わります。

パソコンのスペックと言われる部分で、店頭でも様々な名称や数値が表示されています。

 CPU:Core i5

 メモリ:8GB

 ストレージ:256GB SSD

上記が一般的な仕事で使う定番スペックとして知られており、基本的にはどのような操作も快適にできると言われています。

しかしお子さまの学習用として使うのであれば、ここまでは必要ないでしょう。

メモリは8GBあると安心ですが、CPUはCore i3、ストレージは128GBでも十分でしょう。

 

3.画面サイズ

バランスを考えて検討することをおすすめします。

パソコンを持ち運ぶか否かによるところも大きい一方で、画面の見やすさが関わってくるからです。

持ち運ぶなら「11から13インチくらいの軽いもの」を選ぶと、画面の見やすさとの両立ができそうです。

 

4.キーボード

パソコンによって「子どもにとって使いやすく」と考えられているものがあります。

エンターキーまで指が届きやすかったり、隣接するキー同士の間隔が広すぎないようにしたりの工夫が見られます。

キーを押す深さやタッチの軽さなども判断基準に入れておくと良いです。

 

5.予算

保護者としては最も気になる部分ではないでしょうか。

スペックにこだわると高価格帯にもなってしまうため、お子さまの学習環境で何を重視するかを考えることも必要です。

Microsoft365のソフトを使ったり、インターネットで調べ物をする、動画を見るくらいの利用であれば、価格を抑えることも十分可能です。

 

ここまで端末選びのポイントをいくつかご紹介しましたが、そこまで厳密にこだわる必要はありません

 

パソコンにも様々なタイプがあります。

一般的なノートパソコンに加え、近年、タブレットとしても使える「2 in 1」タイプも人気です。

指で画面に触れての操作もできるので、低学年のお子さまでも扱いやすいのが特徴です。

 

店頭には様々なパソコンが並んでいますから、スペックの見方がわからない場合などは店員さんに相談してみるのも良いでしょう。

 

 

端末に必要なセットアップ

 

端末を購入したからといって、すぐに使えるわけではありません。

安心、安全に使えるよう、必要なセットアップについてご紹介します。

 

 

アカウントは別々に

 

ご家庭によっては、ご家族とお子さまが同じデバイスを使うこともあるでしょう。

その場合、アカウントを別々にすることをおすすめします。

 

それぞれのアカウント別にユーザーを登録をすることで、それぞれのデスクトップで使うことができます。

 

最大のメリットは、ご家族がデバイスに保存しているデータを誤って削除してしまうといったリスクを回避できることです。

お子さまも、もちろんわざと消してしまうわけではありませんが、それでも操作法を誤ってしまうということはゼロではないでしょう。

 

また、各地域にてオンライン授業も次第に普及してきましたが、学校の授業の場合、お子さまそれぞれにオンライン授業用のアカウントが設定されていることがあります。

専用のアカウントがあれば、オンライン授業にログインするのも簡単です。

 

また、後述する「ペアレンタルコントロール」を有効にするために、お子さま用のパソコンを準備する場合にも、専用のアカウントを設定する必要があります。

 


必要な制限とは?子どもが利用する際の設定ポイント

 

ペアレンタルコントロールをご存知でしょうか?

子どもがデジタルデバイスを適切に使うことができるよう、保護者が管理するための機能です。

Webサイトの閲覧制限や時間制限を設けることができます。

 

ウイルスバスター クラウド「保護者による使用制限」の機能についてはこちら

 

 

 

 

 

お子さまを守るために保護者ができること

 

トラブルは、お子さまの身の回りに日常的に存在します。

それがICT利用におけるものでも、子育ての延長線上にあるという意味では同じです。

 

ICT活用やセキュリティと聞くと、どこか「難しいもの」という印象があるかもしれません。

しかし、これらは何も特別なものではないのです。

 

スマホもパソコンもインターネットも、包丁や自転車と同じ。使い方次第で便利なものにも、危険なものにもなります。「便利なもの」として使っていくためには、初期設定やルールが必要です。

 

例えば、ネット上の出会いは「知らない人についていく」ことと似ています。

しかし、ネット上では、写真や名前、年齢などの情報が載っていても、本当に本人のものかどうか分かりづらいことがあります。

 

不正アプリや不正サイトは「偽ブランド商品や偽ブランドショップ」と似ています。

しかし、ネット上では偽物か本物か分かりづらいと言えます。

 

日常生活にあるトラブルと根本は変わらず、トラブルへの対処法も基本的には同じです。

ただし、ICTならではの「分かりづらい」という特性は理解しておきましょう。

 

だからこそ危険な事例をたくさん知り、危険を見抜いたり近づかないためにセキュリティソフトなども活用することが大切です。

 

 

ご家庭でお子様をどう守る?

 

お子さまを守るためには、教育と技術の両面で対策を施すことが重要です。

危険な目に遭わないための対処法を伝え、必要であれば危険を回避するための設定やツールも利用することも有効です。

 

家庭内でICT利用のルールを設定する際には、以下の点を、お子さまに伝えることが大切です。

  • 危険な目に遭わないためのもの
  • 技術による制限は、それをアシストするためのもの

 

教育面からのアプローチ

  • ICT活用にはどんな危険があるのか?
  • その特性とは?
  • それらに対して、どんな対処法があるのか?

お子さまに教えるために、保護者の方もその危険について知る必要があります

とくに、時代の流れや変化に伴い、様々に手口が変化してきているのも事実です。

時折、そうした情報に触れておくのも良いでしょう。

 

また、ICTに限らず自身の行動が未来にどんな影響を及ぼすのか、行動する前に想像することも大切である、と教えてあげてください。

 

技術面からのアプローチ

ICT活用における危険を知っていても、全てを回避できるとは限りません。

技術(テクノロジー)によるアシストも利用することをおすすめします。

 

とくに、セキュリティ対策ソフトは、うっかりや巧妙な手口による危険を自動でブロック、または警告をしてくれます。

より安心してICT活用を楽しむことができます。

 

その反面、たどり着ける情報が限られてしまうという側面があることも事実です。

その際には、「制限するため」ではなく、「安心して安全にデジタルライフを過ごすため」である、と目的を伝えてあげてください。

 

ウイルスバスター クラウドの詳細はこちら

 

大切なのは日常的なコミュニケーション

 

お子さまの安心で安全なICT活用のために「教育と技術が重要」であることは前述の通りです。

しかし最も大切なのは、日常的なコミュニケーションではないでしょうか?

 

ICT活用における危険性や、ツールやアプリの設定によりお子さまの行動が制限されてしまう点を伝える際、それがしっかりと伝わるか否かが左右されます。

 

また、お子さまの成長に伴う興味関心の変化によって危険性は変化します。

アシストのレベルも変更する必要が出てくるでしょう。

 

そうした中でお子さまが窮屈に感じてしまい、反抗したり抜け道を探したりすることで、また別のトラブルに発展してしまうという懸念もあります。

 

これらを回避するためには、日常的な関わりと関係性の構築が大切なのです。

 

そして、ICTのことやその便利さ、リスクやセキュリティに関することなども、ぜひ日常会話に取り入れてみてください。

日頃からそうした情報に触れることで、より身近なものとして捉えることもできるようになります。

 

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局

 

“子どものデジタルトラブル”に関わる、様々なプレイヤーとパートナーとなり、家庭のデジタルライフにおける課題に対して、各々の強みを生かした取り組みを行っています。

子どもたちの安全なデジタル活用のために、参加者や目的に応じて、 3つのコンテンツを提供できます。

  • 子ども向け(主に小中学生) リテラシー・セキュリティ啓発ワークショップ「デジタルセカイの歩き方」
  • 保護者・教職員向け 講習会(研修会)「安全・安心なデジタル活用のために保護者ができること」
    参考動画はこちら
  • 親子向け デジタル活用を楽しんで学ぶ親子ワークショップ 各種

各コンテンツの実施レポートは、下記一覧よりご覧いただけます。

トレンドマイクロ お客さまコミュニティ > 保護者のためのデジタルガイドブック > デジタルのアレコレ

 

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