【blog】駆け込み自由研究素材

※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。

 

皆さま、こんにちは。

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局です。

 

トレンドマイクロでは、子どもたちや保護者の方に、“安全なICT活用”につながるイベントや情報をお届けしています。

本Blogでは、お子さまのICT利活用や、保護者の方の見守り方のヒントにつながるような記事を投稿させていただきます。

 

 

駆け込み自由研究素材

 

夏休みも終盤。

お子様の宿題はそろそろ終わりが見えてきているでしょうか?

もしかすると「自由研究」のテーマがなかなか決められないまま、夏休み終盤に差しかかったご家庭もあるのではないでしょうか?

本記事では駆け込みでも取り組める、プログラミングを使った自由研究をご紹介します。

 

 

自由研究にプログラミングを取り入れてみよう

 

計画、準備、そして取り組む間の観察に時間がかかってしまうのは、自由研究の特徴かもしれません。

この夏の自由研究でプログラミングを取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

プログラミングを取り入れることで得られる力

 

自由研究にプログラミングを取り入れる際、次の4つの力が身につきます。

  1. 動きに必要な要素を抽出できる
  2. 動きを分解して考えられる
  3. 作る→検証→修正→検証…のサイクルが早い
  4. より良くするために考えられる

 

とくに、③は大きなメリットであると言えます。

 

テーマによっては、準備にも実験にもかなりの時間を要する自由研究ですが、このサイクルが早いことで大幅な時間短縮になるでしょう。

 

 

プログラミングを取り入れる際の注意点

 

データで提出することができるのであればよいのですが、それが難しい場合があります。

もし、ノートや模造紙などにまとめて提出するなら、実際に作ったプログラムのスクリーンショットを小まめに撮影するようにするとよいでしょう。

 

以下のような、自分の考えたことを言語化する、もしくは図や表などで視覚的にわかりやすくまとめておくとよいかもしれません。

  • どのような動きをしたのか
  • 自分のイメージを実現できているのか
  • 実現していなかった場合にはどのような修正が必要だと考えたのか

 

次の章からは、実際の取り入れ方をいくつかご紹介します。

 

 

 

Scratchの活用例

 

 

Scratchは学校のプログラミング教材として使用されているツールの1つです。

2Dのゲームであればほとんどのことができてしまうほど、多くの機能が備わっています。

 

ここでは、イメージしやすいようにScratchでオリジナルの水族館を作ると仮定して、それぞれに具体例も交えながら活用例をご紹介します。

 

 

全体のイメージを確認

 

まずは、どのような作品を作りたいのか明確にしましょう。

 

例えば、以下のような作品のイメージをしっかりと作っておくことが大切です。

  • スプライトはどのようなものを使うか(Scratchでは登場するキャラクターやパーツを「スプライト」と呼びます)
    →今回であれば海の生き物(魚、かに、たこなど)が必要
  • 操作は必要か
    →かにを矢印キーで動かしたいな
  • スコアの有無
    →今回はスコアは「なし」で考えてみよう
  • スクロールの有無
    →画面全部を水族館の水槽に見立てたいから、今回はスクロールは、なし。

 

プログラミングでは全体のイメージをつかむ細かく分けて考えるという流れがとても重要だからです。

 

 

必要なパーツや動きを分解して考える

 

ある程度、全体のイメージができあがったら、今度は細分化して考えていきます。

例えば、魚がぷかぷかと移動する動きの場合はどうでしょう?

 

動きを分けると、2つに分けることができ、同時に実行することで動きを実現できます。

  • 左右の移動
  • 上下の移動

 

ここではあまり複雑な細かい動きには言及しませんが、このように動きを分解して考えてみましょう。

 

 

調整するのも研究対象

 

プログラミングの途中では、自分のイメージが実現できているかを検証していきます。

動くスピードや移動する範囲なども含め、細かな数値を調整することでよりイメージに近づけることができるのです。

 

ですから、検証したときには、まず現時点でのいいところやイメージ通りに実現できていることをまとめておきます。

 

「なんだか違うな?」と感じた点は、より深く考えてみましょう。

 

例えば、魚の泳ぐスピードが速いと感じるのであれば遅くする必要があります。

その際の調整に関することも研究の対象となります。

  • どのように速さの数値を調整したのか
  • 小数も含めてどの数値がいちばんしっくりきたのか
  • その結果どんなことが実現できたのか

 

ぜひ、自分で考えたことをまとめるヒントにしてみてください。

 

 

Scratchコミュニティのガイドラインについて

 

最後に、Scratchのコミュニティガイドラインについてご紹介します。

このガイドラインは、利用者全員が気持ちよくコミュニティに参加できるように公開されています。

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

ガイドラインにはどんなことが書かれている?

 

 

大前提として、多様性を尊重することが掲げられています。

国や地域、年齢、性別、人種などはもちろん、それぞれがさまざまに異なる背景や興味があることを理解しておくことが重要です。

 

そのうえで、以下の6点が挙げられています。

  1. 誰に対しても敬意を持つこと
  2. 個人情報を公開しない
  3. コメントは建設的に
  4. リミックス文化を理解すること
  5. 誠実であること
  6. サイトを心地よい場所にすること

 

それぞれ、とても大事なものばかりです。

 

 

ルールを守って気持ちよく使おう

 

Scratchはさまざまな人たちが集まる場所です。

参加する誰もが楽しく心地よく過ごせるように、コミュニティガイドラインを守りましょう。

 

 

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局

 

“子どものデジタルトラブル”に関わる、様々なプレイヤーとパートナーとなり、家庭のデジタルライフにおける課題に対して、各々の強みを生かした取り組みを行っています。

子どもたちの安全なデジタル活用のために、参加者や目的に応じて、 3つのコンテンツを提供できます。

  • 子ども向け(主に小中学生) リテラシー・セキュリティ啓発ワークショップ「デジタルセカイの歩き方」
  • 保護者・教職員向け 講習会(研修会)「安全・安心なデジタル活用のために保護者ができること」
    参考動画はこちら
  • 親子向け デジタル活用を楽しんで学ぶ親子ワークショップ 各種

各コンテンツの実施レポートは、下記一覧よりご覧いただけます。

トレンドマイクロ お客さまコミュニティ > 保護者のためのデジタルガイドブック > デジタルのアレコレ

 

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