※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。
皆さま、こんにちは。
本記事では、2021年2月21日(日)プログラミング部の当日の様子をお届けいたします。
- プログラミング部とは
決まったテーマはなく、参加者が自分自身でやりたいことを見つけ、自由にプログラミングやテクノロジー活用を学ぶ場になります。
もちろん、初めてプログラミングに触れるお子さんには、簡単な使い方をレクチャーしています!
お気軽にご参加ください♪
また、制作活動だけでなく、前半は、デジタル活用において必要なリテラシーやモラルについて考えるワークショップも実施します。
デジタル利用について気を付けてほしいことを、ご家庭でお子さんと話しするきっかけにもぜひ活用していください!
2021年2月21日(日)プログラミング部 開催レポート
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます!
前半は、リテラシーに関するワークショップも実施しました。
日常のデジタルライフで起こりそうなストーリーに対して、子どもたちと一緒に、登場人物の気持ちやどんな未来があるか考えていきました。
“これが答え”というわけではなく、みんなで色々な視点で話すことで、これまでより少しでも周りを見れるようになったり、豊かな考え方が身に着けば、と思っています。
- ストーリー
自分がプレイしてるゲームの裏技サイトの広告があったので、クリックしたら、裏技を見るのにゲームのIDとパスワードが必要だったので、入力した。 - 主人公の気持ち
- 悪いサイトだったら危ないな
- 少しくらいなら、大丈夫かもしれない
- IDとパスワードを入力する必要はないんじゃないか、もしかしたら個人情報が盗まれてしまうかもしれない
- その他の人の気持ち
- (ゲーム作った人)裏技サイトはやめてほしい、裏技を見つける楽しみがなくなってしまう
- (サイトを作った人)ゲームの友だちが欲しかった
- この先はどうなる?
- 友だちにも広まってしまうかもしれない
- (もし個人情報を盗むサイトだったら)友だちの情報も盗まれてしまうかもしれない
最後に、そうならないために、どうしたらいいのか、みんなで考えてみました。
- どうしたらいいかな?
- 裏技サイトを見ないようにすれば、よかった
- 公式サイトの情報を見るようにする
- サイトを見る前に、裏技サイトのことを周りの人に聞いてみる
テーマのゲームだけでなく、プログラミングでも、勉強でも、自分が楽しんでいること、頑張っていることを、伸ばすためにいろんな情報を集めることは、とても良いことだと思います。
自分が知らなかった情報やアイデアに触れることで、もっと頑張れたり、発想が豊かになります。
ただし、場合によっては、悪意のある人がそういう気持ちを利用した巧妙な罠を仕掛けている可能性があることを、子どもたちは気付いています。
ワークショップの最後に、きりえ先生がScratchコミュニティーガイドラインに触れ、「個人情報の大切さ」を伝えると、子どもたちもうなずきながら聞いていました。
https://scratch.mit.edu/community_guidelines
後半の制作時間は、自由に作品づくりをしました。
みんながプログラミングを作業をしている中、きりえ先生からScratch Labが提供する試験版の機能紹介がありました。
ひとつは、テキスト表現の幅が広がる「Animated Text Blocks」です。
ゲームやアニメーションの効果的なナレーションや、インタラクティブなタイピングゲームを作成することができます。
もうひとつは、顔認識を使った「Face Sensing Blocks」です。
ビデオカメラに映った自分に猫の耳や面白いコスチュームを加えたり、顔の動きで操作するゲームを作成することができます。
新しい機能に、子どもたちも盛り上がり、自分の作品にどう活かせるか、思い思いに試行錯誤していました。
それぞれの機能は、下記よりお試しいただけます。
また、プログラミング部のScratchスタジオでは、子どもたちの作ってくれた作品を共有しています。
参加者たちの作品で遊んだり、おうちでプログラミングする際の参考作品として、ご活用ください。
プログラミング部(Scratchスタジオ)
3月もプログラミング部の開催を予定しています。
まもなく募集開始となります。
ご参加お待ちしています♪