【blog】新しいことを始めよう!プログラミングとは?

※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。

 

皆さま、こんにちは。

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局です。

 

トレンドマイクロでは、子どもたちや保護者の方に、“安全なICT活用”につながるイベントや情報をお届けしています。

今回から始まるBlogでは、お子さまのICT利活用や、保護者の方の見守り方のヒントにつながるような記事を投稿させていただきます。

 

 

新しいことを始めよう!プログラミングとは?

 

新しい1年が始まりました!

ご家庭でもさまざまなかたちでお子様と時間を共有し、未来へ目を向けられたのではないでしょうか?

 

新年を迎えたことをきっかけとして、新しいことへのチャレンジを考えているご家庭もあることでしょう。

本記事では、そんな一歩を踏み出そうと考えているお子様と保護者の方向けに、プログラミングをテーマとしてまとめてみました。

 

 

プログラミングってなんだろう?

 

突然ですが、ご自宅に“コンピュータ”は何台ぐらいありますか?

スマートフォン、パソコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機…ご自宅の中を見回してみると、実にたくさんのコンピュータが見つかるはずです。

プログラミングとは、コンピュータに「人間が考えている動きを順序立てて命令する」ことを言います。

 

「難しそう…」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

本記事では「プログラミングはどのようなものか」に主軸を置いて進めていきます。

 

2020年度からは小学校、翌2021年度からは中学校でもプログラミングが必修化されました。

保護者の方々にも認知度が高まってきており、子どもの習い事ランキングにも上位にランクインするなど注目度も高まってきています。

 

それだけに、言葉だけが一人歩きしてしまっている印象も否めません。

次の章以降で、もう少し深掘りしていきましょう。

 

 

プログラミングでできること

 

プログラミングでできることはたくさんあります。

ゲームやアプリを作ったり、計算や情報収集などを効率化したりと多くのことができますが、ここで一つの例を挙げてみます。

 

あなたはSNSを使ったことがありますか?
FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどのサービスであれば、いずれかは利用したことがあるのではないでしょうか。

これらのサービスには「チャット機能」も備わっています。

 

たとえば、友達に「あけましておめでとう」と新年のご挨拶を伝えるとしましょう。

年賀状を元旦に届けるためには「前年の12月下旬頃までにポストに投函」しなければなりません。

あなたが投函した年賀状はポストから郵便局へ運ばれ、届ける先の地域によって分けられて、宛先の最寄りの郵便局へ…というように人の手を介して時間をかけて届けられます。

 

LINEを使うとどうでしょうか?

元旦に「メッセージを入力して、送信ボタンを押す」だけで相手にメッセージが届けられます。

そのまま相手とリアルタイムでチャットすることも、音声通話やビデオ通話をすることもできます。

 

チャット機能だけではありません。

見てもらいたい写真や知ってもらいたい自分のアイデアなども、SNSを利用すれば瞬時に、国内外問わず、年齢も性別の壁をも越えてたくさんの人に届けることができるのです。

実は、これらにはプログラミングが活躍しています。

 

 

プログラミングと私たちの生活の接点

 

 

画像素材:PIXTA

 

プログラミングは、私たちの生活と大きな接点を持っています。

 

 

前述のようなSNSは、コミュニケーションツールとして、現代の私たちの生活にはなくてはならないものとなっています。

メッセージのやり取りに加え、音声通話やビデオ通話など、距離を超えて誰かと話す、会うことができます。

 

具体例としてSNSを挙げましたが、他にも、信号機を設置することで、交差点に人が立って交通整理をする必要がなくなりました。

リモコンを使えばわざわざテレビの元に行かずとも、電源をつけたりチャンネルを変えたりすることもできるようになりました。

エアコンで室温を設定温度に保つことも、ゲームのキャラクターを動かせることも、すべてプログラミングによるものです。

 

私たちにとって当たり前な反応(タップするとアプリが開く、クリックするとリンクされたページに移動するなど)も、実は私たちには見えていない裏側で、プログラムが働いているのです。

プログラミングによるテクノロジーの発達で、人の力を最小限にし、便利で楽ができる生活が可能となりました。

 

それだけ、プログラミングは私たちの生活には欠かせないものとなったのです。

 

 

プログラミングは楽しい!

 

さて、小中学校でプログラミングが必修化されてまだ日は浅いですが、実際に子どもたちが触れるプログラミングとはどのようなものなのでしょうか?

少し触れておきましょう。

 

結論からお伝えすると、楽しいもののひと言に尽きます。

とくに、小学校では「プログラミング的思考」を身につけていくことがメインとなるので、技術的なことは扱いません。

 

たとえば、Scratchを使って「正三角形を描くにはどのようにしたら良いか?」を考えるといった具合です。

 

相手が人であれば「正三角形を描いてください」で済みますが、プログラミングの場合は、

 

線を描く→曲がる→線を描く→曲がる→線を描く

 

というように、細かく指示を出さなくてはなりません。

正確には上記の指示内容でも描くことはできず、「どのくらいの長さ」の線を描き、「何度」曲がるのかまで伝える必要があります。

 

「動きを細かく分ける」「分けた動作を順番に並べる」必要があり、さらに「効率良く伝えるには?」という視点も加わってきます。

 

実際に手を動かしながら、

実行→検証→問題の発見→修正

といった、流れで取り組んでいきます。

 

各教科のテストのような〇×判定はなく、イメージ通りに動かすことができれば、すべて正解になります。

だからこそ、楽しみながらしっかりと考える力を養うことができるのです。

 

 

私たちがテクノロジーやコンピュータを使う理由

 

プログラミングによるテクノロジーの発達で、私たちの生活はより便利に、そして楽になりました。

 

テクノロジーの発達によって、

  • クリック一つで世界中の人々へ簡単に情報を伝えることができる
  • 自分が伝えたいことをより大勢の人に見てもらうことができる
  • 世界中の人と繋がることができる
  • 生活をより快適にするための手助けをしてくれる

など、さまざまなことが可能です。

得られる情報も以前とは比べものにならないほど多く、世界も広がります。

 

 

便利さとリスクは紙一重

 

テクノロジーが提供しているものは、「便利な生活・楽な生活」であるというのは前述の通りです。

 

しかし、本当にそれだけでしょうか?

残念なことに、便利さとリスクは紙一重であることも知っておかなければなりません。

 

ネットいじめや情報漏洩、著作権の侵害、ネット中毒など、便利な点が多い反面、注意すべき点が多いのも事実です。

 

便利さだけではなくリスクにも目を向け、どのような方法で未然に防ぐのか、どのような知識や準備が必要なのか、保護者としてできることは何かなど、知っておくことが大切です。

 

 

上手に使う秘訣は「ソウゾウリョク」と「思いやり」

 

テクノロジーもコンピュータも、もちろんプログラミングも、良い面を最大限活かしてこそ私たちの生活の改善に繋がります。

悪い側面ばかりに着目せず、うまく付き合っていく必要があります。

 

 

 

 

上手に使う秘訣は、「ソウゾウリョク」と「思いやり」です。

ソウゾウリョクとはイメージする「想像力」と、創り出す「創造力」のこと。

 

目の前にいる相手に接するのと同じように、画面の向こう側にいる相手、そして何かのサービスやアプリを通して見ている相手のことを想像して、思いやりをもって接することが大切です。

また、思いやりは、相手に対してだけでなく、今の自分や、将来の自分に対して、発揮することも大切です。

 

LINEを使うにしても、何気なく発した言葉が、自分の思っていた以上にきつい印象で相手に伝わってしまったり、それによって自分が嫌な気持ちになってしまうこともあります。

その手軽さゆえに、目の前で直接話しているのと同じ感覚でやり取りしてしまうからでしょう。

 

自分の発した言葉によって、誰かを傷つける可能性はないだろうか?

自分が嫌な気持ちになってしまわないだろうか?

相手や自分を思いやり、気持ちを想像する中で、子どもたちが自分のアイデアを創造していけるよう、大人のサポートも必要です。

 

親子のコミュニケーションにおける一つの話題として、ぜひ取り入れてみてください。

 

トレンドマイクロ ワークショップ運営事務局

 

“子どものデジタルトラブル”に関わる、様々なプレイヤーとパートナーとなり、家庭のデジタルライフにおける課題に対して、各々の強みを生かした取り組みを行っています。

子どもたちの安全なデジタル活用のために、参加者や目的に応じて、 3つのコンテンツを提供できます。

  • 子ども向け(主に小中学生) リテラシー・セキュリティ啓発ワークショップ「デジタルセカイの歩き方」
  • 保護者・教職員向け 講習会(研修会)「安全・安心なデジタル活用のために保護者ができること」
    参考動画はこちら
  • 親子向け デジタル活用を楽しんで学ぶ親子ワークショップ 各種

各コンテンツの実施レポートは、下記一覧よりご覧いただけます。

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